『なぜ食いしばってしまうのか?』食いしばりを生む『気使いすぎ・栄養不足』の2大原因と当院のアプローチ

「マウスピースだけでは改善しないことは分かった」

「食いしばりが『お身体全体のサイン』だということも理解できた」

「でも、実際、なぜ自分は食いしばってしまうのか?」

「鍼灸でどうやって改善できるのか?」

「自分にも合うのだろうか?」

第1部をお読みいただき、そう感じられた方も多いと思います。

本記事(第2部)では、食いしばりを生む2大原因と、当院でのアプローチについて、東洋医学と分子栄養学の視点から詳しくお伝えします。

※本記事は医療行為を行うものではなく、医療機関での治療と並行する選択肢としての鍼灸についてのご紹介です。診断・治療は必ず医療機関でお受けください。


食いしばりを生む『2大原因』

当院でご相談を承る中で、食いしばりを悩まれる方にはほぼ共通する2つの原因が見えてきました。

原因1:気使いすぎによる『交感神経の過剰』 原因2:栄養不足による『お身体の土台の弱さ』

この2つは別々に見えますが、実は深く繋がっています

原因1:気使いすぎによる『交感神経の過剰』

食いしばりを悩まれる方には、ほぼ例外なく気使いすぎ・思考の止まらない癖があります。

当てはまる方は多いはずです

  • 仕事や家庭で常に「次に何をすべきか」を考えている
  • 周りの人の機嫌や状況を気にしてしまう
  • 「ちゃんとしなきゃ」「迷惑をかけてはいけない」という気持ちが強い
  • 寝る前に明日の予定が頭から離れない
  • リラックスしている時間がほぼない
  • 集中している時、無意識に歯を合わせている

これらは決して「悪い性格」ではなく、むしろ責任感が強く、周りに配慮できる素晴らしい資質です。

ただ、お身体への影響を見ると、交感神経(アクセル)が常にオンになっており、副交感神経(ブレーキ)が働きにくい状態が続いています。

交感神経過剰が食いしばりを生む仕組み

人間は集中する時・力を入れる時に、無意識に歯を合わせます。これは生理的な反応で、何かを頑張る時にはどなたでも起こることです。

ところが、交感神経が常にオンの状態だと、「頑張っている時」が日常になります。すると、起きている時間ずっと、何かに集中している時間ずっと、噛む動作が続いてしまう。

さらに、夜寝ている間も、お身体は「明日への準備」をしようとして交感神経が落ち切らない。だから寝ている間も食いしばってしまうのです。

原因2:栄養不足による『お身体の土台の弱さ』

意外に思われる方が多いのですが、食いしばりと栄養状態は深く関わっている、と分子栄養学では言われています。

特に重要な栄養素は以下の通りです。

鉄分 お身体のエネルギーを作る回路に必要な栄養素です。特に女性は、月経による喪失が多く、不足しやすい栄養素です。鉄分が不足すると:

  • 疲れやすい
  • 不安感が出やすい
  • 思考が止まらない
  • 朝起きるのが辛い

といった症状が出ると一般的に言われています(個人差があります)。

ビタミンB群 エネルギー代謝・神経伝達物質の合成に必要な栄養素群です。タンパク質を効率よく使うためにも必須で、不足するとせっかく食べたタンパク質が活きません。

マグネシウム 筋肉の緊張を緩める栄養素として知られています。マグネシウム不足の方は、筋肉が凝りやすい・精神的に不安定になりやすい、と言われています(個人差があります)。

タンパク質 これは多くの方が意識されていますが、取っているつもりでも実際に活用できているかは別問題です。鉄分・ビタミンB群が不足していると、タンパク質の合成が弱くなります。

2つの原因が『繋がっている』理由

ここが重要なポイントです。

気使いすぎで脳が考え続けると、お身体はエネルギーを大量に消費します。脳は他の臓器の20倍のエネルギーを消費する、と一般的に言われています。

そのため、考え事が止まらない方は、栄養がいくらあっても追いつかない状態になりがちです。

逆に、栄養が不足していると、不安感や思考が止まらない状態を生み出します。これが、また気使いすぎを加速させ、また栄養が不足する──という悪循環が生まれます。

この悪循環の出口の一つとして、鍼灸と栄養面のアプローチを並行することが、当院の考え方です。


当院での食いしばりへのアプローチ

当院では、お一人おひとりの状態を丁寧に評価したうえで、以下のアプローチをご提案しています。

1. 全身を整える内科的な鍼灸

お腹・お通じ・睡眠・食事内容といった内科的な土台を整える鍼灸からスタートします。腸内環境と自律神経は深く関わっており、ここを整えることで栄養の吸収力も上がりやすくなる、と一般的に言われています。

2. 食いしばり専用の鍼灸

側頭筋・咬筋・後頭下筋群といった、食いしばりに直接関わる筋肉のこりをほぐします。長年の食いしばりで「線維化」と呼ばれる硬い状態になった筋肉は、一般的なマッサージでは届きにくいことが多く、鍼灸でアプローチすることで変化が見られやすい、と一般的に言われています(個人差があります)。

3. お顔への電気を使った美容鍼

食いしばりで張ったエラ・フェイスラインの輪郭にもアプローチします。これは美容目的の施術と同じ手法ですが、もともとは顔面神経・自律神経のお悩みの治療から発展した手法であると言われています。お顔の見た目だけでなく、お顔の筋肉と神経の循環を整える効果が期待される、と一般的に言われています(個人差があります)。

4. 分子栄養学に基づく食生活アドバイス

ONP分子栄養学の知見をもとに、お一人おひとりの状態に合わせて、日常で取り入れやすい食事のご提案をします。

意識して取りたい食材例:

  • 鉄分:赤身肉・赤身魚(カツオ・マグロ)・レバー(1日1本でも)
  • ビタミンB群:豚肉・玄米・卵・甘酒
  • マグネシウム:アボカド・ナッツ・大豆製品・お風呂のマグネシウム入浴剤
  • タンパク質:1食ごとに手のひら1枚分

5. リラックスルーティンのご提案

寝る前1時間のリラックス時間を、無理なく取り入れる工夫もお話ししています。

当院について

慧仁治療院は、東京都足立区入谷にある鍼灸・整体院です。

施術歴17年、延べ10万1千人以上のご相談実績をもとに、認定美容鍼灸師上級マスター・YNSA正規許可施術者・ONP分子栄養学認定資格を保有する男性施術者が、お一人おひとりに丁寧にご対応させていただいております。

足立区入谷・西新井・大師前・北千住・竹ノ塚・舎人・舎人公園・江北・日暮里・草加エリアの30代・40代・50代の女性を中心に、美容鍼・小顔ケア・肩こり・頭痛・食いしばり・自律神経のお悩み・睡眠のご相談を承っております。

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