分子栄養学シリーズ第4回は、たんぱく質のお話です。東京都足立区入谷の慧仁治療院がお伝えします。
たんぱく質は、体の中で何になっていますか?
私たちの体は、少しずつ新しくつくり替えられています。肌も、髪も、内臓も、期間の違いこそあれ、日々入れ替わっていると言われます。
そして、そのつくり替えの材料になっているのが、たんぱく質です。筋肉はもちろんのこと、肌、髪、爪、血液、そして体の中ではたらくさまざまな物質。その多くがたんぱく質からつくられていると考えられています。
つまり、「体をつくる材料が足りているか」という問いは、そのまま「たんぱく質が足りているか」という問いに、かなりの部分で重なってくるわけです。
たんぱく質が「気分」や「眠り」にも関わるというのは本当ですか?
これは、多くの方が意外に思われるところです。
心を落ち着かせたり、やる気を支えたり、眠りに関わったりする物質。こうしたものも、もとをたどればたんぱく質を材料にしてつくられていると言われます。そして、その変換の過程では、ビタミンやミネラルの助けも必要だと考えられています。
ということは、材料が足りないときには、気分の揺らぎや眠りにくさとして表れることもありうる。そうした見方ができます。「メンタルの問題」と捉えていたことの一部に、材料という側面もあるのかもしれない。そう考えると、少し気持ちが軽くなる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
※もちろん、心の不調の背景はさまざまです。つらさが続く場合は、抱え込まずに医療機関にご相談ください。
たんぱく質が足りないと、どんなサイン(症状)が考えられますか?
一般的な考え方として、次のようなことが挙げられます。
- 肌や髪、爪の調子が気になる
- 休んでも疲れが抜けにくい
- 気分が揺らぎやすい、眠りが浅い
- 消化のはたらきそのものが弱まる
最後の点は、少し不思議に感じられるかもしれません。実は、食べたものを分解する消化のはたらきに関わる物質もまた、たんぱく質からつくられていると言われます。つまり、足りないと分解する力が落ち、分解できないからさらに足りなくなる。そうした悪循環が起こりうる、という見方です。
たんぱく質は「ただ食べれば足りる」わけではない?
ここが、このシリーズで繰り返しお伝えしている大切な点です。
お肉やお魚を食べても、そのままの形で体に取り込まれるわけではありません。細かく分解されて、はじめて体で使える形になると言われます。ですから、胃腸の調子が整っていないと、せっかく食べたものを十分に活かしきれないことがあると考えられます。
「たんぱく質を摂ろうと思って食べたら、胃がもたれた」という経験はありませんか。それは、量を増やすより先に、受け取る側を整えたほうがよいというサインなのかもしれません。
助けになる工夫としては、よく噛むこと。これがいちばん簡単で、いちばん効果的だと言われます。噛むことで細かくなり、口の中でも分解が始まるからです。ほかに、酸味のあるもの(梅干し、レモン、酢の物、ピクルスなど)や大根おろしを食事に添えるといった、昔ながらの工夫も知られています。
たんぱく質は、どのくらい・どう摂るとよいですか?
数値ではなく、感覚的な目安としてお伝えします。
- 毎食に、たんぱく質を一品入れる
- 種類を日替わりにする
お昼に魚を食べたら、夜はお肉に。お豆腐や納豆、卵も立派なたんぱく源です。同じものばかりが続くより、いろいろな種類を回していくほうがよいと考えられています。
そして、「足りないな」と思ったときの助けになるのが、しらすや削り節、納豆、卵といった、手を加えずに足せるものです。常備しておくと、忙しい日でも一品を足せます。完璧を目指さず、「一品足す」から。それがいちばん続く形だと思います。
分子栄養学とたんぱく質に関する「よくあるご質問」
Q. プロテインを飲めばよいですか?
A. 食事から摂ることが基本の考え方です。特定の製品の効果をお約束することはできません。持病・服薬がある方は医師にご相談ください。
Q. 大豆製品だけでもよいですか?
A. 植物性・動物性を、まんべんなく組み合わせるという考え方が一般的です。偏らないことが大切だと考えられています。
Q. 胃がもたれやすいのですが?
A. 量を増やす前に、よく噛む・酸味を添えるなどの工夫を。胃腸の不調が続く場合は医療機関にご相談ください。
Q. 次回はどんな内容ですか?
A. 第5回は「ビタミンB群」。エネルギーの巡りという視点で整理します。
※本記事は一般的な健康情報・食生活の情報提供を目的としたものです。特定の疾患の診断・治療を目的とせず、効果や結果を保証するものでもありません。当院は診断・治療および血液検査を行いません。感じ方には個人差があります。
当院について
慧仁治療院は、東京都足立区入谷にある鍼灸・整体院です。
施術歴20年、延べ10万1千人以上のご相談実績をもとに、認定美容鍼灸師上級マスター・YNSA正規許可施術者・ONP分子栄養学認定資格を保有する男性施術者が、お一人おひとりに丁寧にご対応させていただいております。
足立区入谷・西新井・大師前・北千住・竹ノ塚・舎人・舎人公園・江北・日暮里・草加エリアの30代・40代・50代の女性を中心に、美容鍼・小顔ケア・肩こり・頭痛・食いしばり・自律神経のお悩み・睡眠のご相談を承っております。

