デスクワーク中心で働く女性が、当院に通われています。プレゼン資料の締め切り、展示会の準備「パソコンとずっとお友達」な日々の中で、首肩のこり、ストレートネック、食いしばりを抱えていました。

鍼灸と分子栄養学(認定ONP)の両面から、どう向き合い、どう変わっていったか。院長の視点でお伝えします。

まずは、嬉しい変化から「出かける気力が戻ってきた」

この方は、当院に通い始めてから、少しずつ変化が表れていました。

「首肩が、最近そんなに辛いって思いづらくなった」
「冷え性も、だいぶ感じなくなった」

以前は、足がパンパンにむくみ、末端の冷えも強かった。休日は、ぐったりして動画を見て過ごすだけ。そんな状態でした。

それが、「出かける気力が戻ってきた」と。以前を0、本来の元気を100とすると、「半分くらいまで上がった」とおっしゃるように。これは、体の土台が整い、エネルギーが戻ってきた、とても良いサインです。

締め切り前の「パソコン疲れ」で、首や肩がガチガチに

ところが、この回でいらした時は、首肩がガチガチでした。

「この2日間、ずっとパソコンをやっていて」
「首肩が、引っ張ってつってる感じで」

聞けば、大切なプレゼン資料の締め切りが迫り、根を詰めて作業されていたとのこと。特に、右肩から首にかけての張りが強く出ていました。

「ストレートネック」とデジタル負担の関係性

お身体を拝見すると、首の骨がまっすぐになりやすい、いわゆるストレートネックの傾向がありました。

本来、首の骨はゆるやかにカーブして、重い頭を支えています。けれど、長時間うつむいてパソコンやスマホを見続けると、このカーブが失われ、まっすぐに近づいていきます。すると、首の付け根に負担が集中し、肩こりや頭の重さにつながります。

特にこの方は、確認作業や細かいタスクが多いお仕事でした。こうした「計算処理」を担うのは、脳の使い方として、体の左側に影響が出やすい傾向があります。実際、左の首や肩に、より強いこりが見られました。

なぜ、パソコン疲れ(デジタル負担)が「食いしばり」につながるのか

ここで、当院が大切にしている見方をお伝えします。

私たち現代人は、肉体労働そのものより、「デジタルのタスク」に脳を酷使しています。パソコンやスマホを見続けると、自律神経の「闘うモード(交感神経)」が、ずっとオンになりがちです。

すると、力が抜けにくくなる。考え事が頭から離れない。脳がオーバーワークの状態になり、その緊張が、無意識の食いしばりや、首肩の張りとして表れる。これが、働く方にとても多いパターンです。

栄養面の土台と、脳の使いすぎ。この2つが重なって、食いしばりが起きていることが多いのです。

分子栄養学から見る、首肩こりと疲労を整える「栄養の土台」

この方は、栄養面もよく意識されていました。ビタミンや鉄分を、できるだけ食事から摂るように努め、足りない時はサプリメントで補う。

お伝えしたのは、いくつかのポイントです。免疫の土台にはビタミンD、エネルギーを作るにはタンパク質とビタミンB群。そして、冷え性やむくみには、赤血球の質を保つために、タンパク質・鉄分・良い油(オリーブオイルなど)が関わること。

「食べる習慣がなくなると、噛む習慣も減ってしまう」だからこそ、基本は食事から。サプリメントは、あくまで補い、という順番を大切にしました。

「ダメ」と禁止せず、「知った上で対応する」食事法

この方は、ある時、コーヒー牛乳を飲んでお腹が張った、というお話をされました。

実は、日本人は、牛乳に含まれる乳糖を分解する力が、民族的に弱いと言われています(乳糖不耐症)。下痢などの症状が出なくても、消化不良を起こしやすく、お腹の張りにつながることがあるのです。

分子栄養学では、「4つのフリー(糖質、乳製品、アルコール、小麦)」という考え方があります。これらは、うまく消化・吸収できないことがある、と知っておく。

ここでも、大切なのは「食べちゃダメ」と禁止することではありません。「うまく吸収できないものだと知った上で、対応すればいい」。お腹が張った時は、無理して食べず、白湯などで胃を休める。そうした「ひと工夫」を、一緒に考えていきました。

首や手首の関節を「ポキポキ鳴らす」癖と正しいセルフケア

この方には、首や手首、足首を「ポキポキ鳴らす」癖がありました。

お伝えしたのは、「鳴らす」のではなく「伸ばす」「回す」方が良い、ということです。だるさから動かしたくなる気持ちは分かりますが、鳴らす動作は癖になりやすく、関節がゆるくなることもあります。

たとえば、椅子に座って後ろにもたれ、ゆっくり首を伸ばす。手首は軽く伸ばす。足首はアキレス腱を伸ばし、ゆっくり回す。勢いをつけず、ゆっくりと——そんなセルフケアをお伝えしました。

施術後の変化:「首や肩がだいぶスッキリした」

施術後、その方はこうおっしゃいました。

「結構スッキリしました」

来院時、首肩の辛さが10だったとすると、施術後は2くらいに。お顔も「上がった気がする」と、変化を感じていただけました。

「パソコンとお友達」な日々は、これからも続きます。だからこそ、こまめに整え、栄養の土台を保ち、セルフケアを重ねていく。その積み重ねが、頑張り続けるための、確かな支えになります。

頑張る女性へ:デジタル社会を乗り切るための伴走者として

仕事に全力で打ち込む方ほど、デジタル負担も、脳の疲れも、たくさん抱えています。それが、首肩のこり、ストレートネック、食いしばりとして、体に出てくる。

大切なのは、「頑張るのをやめる」ことではありません。「頑張り続けるために、こまめに整える」こと。そして、栄養も、セルフケアも、無理なく続けられる形で、一緒に見つけていくこと。

当院は、頑張るあなたの伴走者として、お役に立てれば幸いです。

デスクワークの首肩こり・ストレートネックに関する「よくあるご質問」

Q. ストレートネックは、整いますか?
A. 骨の形状そのものを変えることは難しいですが、首肩の負担を和らげ、姿勢の癖を整えることで、つらさが軽くなる方は多くいらっしゃいます。効果には個人差があります。

Q. パソコン作業が多く、首肩がいつも辛いです。
A. デジタル負担は、自律神経の緊張や食いしばりにもつながります。施術に加えて、こまめなセルフケア(首・手首・足首を伸ばす)もおすすめしています。

Q. 関節を鳴らす癖があります。やめた方がいいですか?
A. 鳴らす動作は癖になりやすいため、「伸ばす」「回す」方をおすすめします。勢いをつけず、ゆっくり行うのがポイントです。

当院について

慧仁治療院は、東京都足立区入谷にある鍼灸・整体院です。

施術歴20年、延べ10万1千人以上のご相談実績をもとに、認定美容鍼灸師上級マスター・YNSA正規許可施術者・ONP分子栄養学認定資格を保有する男性施術者が、お一人おひとりに丁寧にご対応させていただいております。

足立区入谷・西新井・大師前・北千住・竹ノ塚・舎人・舎人公園・江北・日暮里・草加エリアの30代・40代・50代の女性を中心に、美容鍼・小顔ケア・肩こり・頭痛・食いしばり・自律神経のお悩み・睡眠のご相談を承っております。

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