その場しのぎでは解決しない身体の真実
「頑張って治療を受けても、またすぐに元の悪い状態に戻ってしまう…」
そんな経験、ありませんか?
実は、これは身体の自然な仕組み、**ホメオスタシス(恒常性)**が関係しているのです。 今回は、ホメオスタシスがどのように働き、長年の不調が改善しにくい理由、そしてその突破口について解説します!
ホメオスタシスって何?
ホメオスタシスとは、身体が一定の状態を保とうとする力のことです。
- 暑い汗をかいても体温を下げる
- 血糖値を一定に保つ
私が働くことは身体のバランスを守るために欠かせないものですが、悪い状態にも作用してしまうことがあります。
なぜ「悪い状態」に戻ってしまうのか?
長年の不調や体のゆがみ、慢性痛などは、身体がその状態を「普通」として認識してしまうことがございます。これがホメオスタシスの落とし穴です。
- 長時間のデスクワークで前かがみの姿勢が続く
- 慢性的な肩こりや腰痛を放置する
- 自律神経の乱れが日常化
これらが続くと、身体が悪いその状態を標準とみなしてしまうのです。 その結果、新しい治療や正しい姿勢を取り入れても、「元に戻そう」として力が働き、不調がぶり返してしまいます。
その場しのぎのケアでは改善しない理由
一時的に楽になる治療やセルフケアをしても、根本から改善されない理由は以下の通りです
- 深層の問題が放置されている
表面的な痛みや症状だけをケアしても、原因となる根本的な問題(習慣、食事、姿勢、筋肉の緊張、ストレスなど)にはアプローチできません。 - ホメオスタシスが邪魔をする
身体が「今までの状態に戻りたい」と抵抗し、新しい習慣や治療を拒否することがあります。
長年の不調を改善するための3つのステップ
1️⃣ 根本的な原因を知る
慢性的な不調には必ず原因があります。まずは、カウンセリングと専門的な診断、身体の真の問題点を見つけます。
2️⃣ ホメオスタシスを味方につける
時間をかけて身体に新しい「普通」を思い出させることが重要です。例:
- トリガーポイント鍼治療で深部の筋肉をリリース、東洋医学鍼治療で内面(内臓、ホルモン、自立神経)からアプローチ
- 継続的なケアで身体のバランスを整える
- 正しい姿勢と生活習慣のアドバイス
3️⃣長期的な視点を持つ
1回の施術で劇的な改善を求めるのではなく、長期的な視点(3ヶ月後、半年後など)で身体を作り直すことが重要です。身体のリズムが整うことで、自然と健康な状態が維持できるようになります。
今こそ「その場しのぎ」から卒業!
あなたの身体は、正しいアプローチをすれば変わります。
長年の不調に悩む方こそ、まずは一歩を踏み出してみませんか?
