「明日もお腹が痛くなったらどうしよう」学校を休みがちなお子さんと、ご家族へ|足立区舎人の鍼灸院

夜になると、「明日もお腹が痛くなったらどうしよう」と子どもがつぶやく。
休日は少し落ち着いていたのに、学校のある朝になると、またお腹が痛い。受診して薬も飲んでいるけれど、欠席が続き、どう支えればよいのかわからなくなってくる。

「明日は行けるかな」と期待する気持ちと、「無理をさせたくない」という気持ち。
その間で、保護者の方も悩まれていませんか。

こんにちは。足立区舎人の慧仁(けいじん)治療院、堀之内です。
お子さんのお腹の不調では、痛みそのものに加えて、学校や習い事に参加できないこと、先の予定を考えると不安になることも、大きな困りごとになります。

今回は、親子でのご相談と保護者アンケートをきっかけに、お子さんとご家族の両方のお話を伺うことについてお伝えします。

※個人が特定されないよう相談のテーマを一般化しています。特定のお子さんの施術効果や、登校までの経過を紹介する記事ではありません。

「学校を休んでいる」の中に、本人の困りごとがあります

大人から見ると、まず気になるのは欠席の日数や、勉強の遅れかもしれません。
一方、お子さんが今いちばんつらいと感じているのは、友達との話に入れないことや、楽しみにしていた活動に参加できないことかもしれません。

「お腹が楽になったら、何をしたい?」
そう尋ねることで、症状の説明だけでは見えてこない気持ちがわかることがあります。

もちろん、すぐに答えが出るとは限りません。「わからない」でも、言葉が途中で止まってもかまいません。大人の望む答えを出してもらうための質問ではないからです。
学校に行くことだけを目標にして、本人のつらさを置き去りにしない。どのような時間を過ごせると少しうれしいのか、その気持ちも大切にしたいと考えています。

ご本人と保護者の方、それぞれに見えていること

今回のアンケートを読み、改めて大切だと感じたのは、ご本人のお話と、そばで見守る保護者の方のお話を、どちらも聞くことでした。

  • お子さん:その瞬間の痛みや、言いづらい気持ちを知っています。
  • 保護者の方:朝と夜の違い、食事の様子、休んでいる間の過ごし方など、日々の変化を見ておられます。

「本人はあまり気にしていないと言うけれど、夜になると心配そうな言葉が出る」
「家では元気そうに見える時間もあるけれど、朝はつらそう」

こうした違いがあっても、どちらかの話が間違っていると決める必要はありません。見えている場面や、表現の仕方が違うこともあります。
当院では、保護者の方から経過を伺うとともに、お子さん自身が話せる時間も大切にしています。すぐに話せないことを、無理に聞き出す必要もないと考えています。
「きちんと説明できないと相談できない」と思わず、今わかっていることからお聞かせください。

休日に落ち着くからといって、「気持ちの問題」とは決められません

学校のある日に症状が出やすいと、「学校が嫌なのかな」「ストレスなのかな」と考えることもあると思います。
ただし、その出方だけで原因を決めることはできません。

繰り返す腹痛や便通の変化では、過敏性腸症候群(IBS)などが検討されることがあります。
IBSには脳と腸の相互の働きが関わり、背景には複数の要因が考えられています。気の持ちようだけで説明できるものではありません。[1]

また、似た症状があっても、別の病気がないかを確認する必要があります。診断は小児科や消化器の医療機関で受けてください。お腹を触った反応だけで、自律神経の状態や病名を断定することはできません。[2]
受診後もつらさが続くときは、その経過を主治医へ伝えることが大切です。お薬が飲みにくい、変化がわかりにくいといったことも、自己判断で中止する前に相談してください。

保護者の方が、一人で原因を探し続けなくても大丈夫です

お子さんの不調が続くと、「あのときの言い方が悪かったのか」「もっと早く気づければ」と、ご自身を責めてしまうこともあるかもしれません。
けれど、ひとつの出来事だけを取り上げて、腹痛の原因だと結論づけることはできません。

毎朝の様子を見て、受診の予定を組み、学校へ連絡する。その中で不安になったり、疲れたりするのは無理もないことです。
「本人の前では言いにくいけれど、私もどうしたらよいかわからない」
そうしたお気持ちも、お話しいただいてかまいません。

病院や学校の先生、養護教諭など、相談できる相手と状況を共有することも考えてみてください。例えば、つらくなったときに誰へ伝えるか、休める場所はあるか。登校する・しないの二択だけでなく、その日に取れる選択肢を相談することもできます。
お子さんを支えるために、ご家族だけですべてを抱える必要はありません。

家での工夫を、新しいプレッシャーにしないために

アンケートには、食事を意識するようになったことについても記載がありました。
生活を振り返ることは大切ですが、「これを食べれば必ずよくなる」「決められたとおりにできないから治らない」という話にはしたくありません。

特に成長期のお子さんでは、必要な栄養を確保することが大切です。腹痛や下痢のために食事を変える場合は、主治医や管理栄養士へ相談し、自己判断で多くの食品を除くことは避けましょう。[3]
当院でも、普段の食事や過ごし方をお聞きし、医療機関からの指示がある場合は、その方針を優先します。

また、落ち着くための時間を作るときも、「ちゃんとリラックスして」と頑張らせなくてよいと思います。本人が落ち着いて過ごせる場所や時間について、負担にならない範囲で話してみてください。
痛みの有無だけを繰り返し尋ねるより、本人が話したいことを話せる時間も残しておく。ご家庭でできる工夫は、それぞれの生活に合う形で考えていきましょう。

慧仁治療院でご相談を伺う際に

当院は、医療機関での診断や治療を置き換える場ではありません。受診状況と現在の症状を伺い、当院で対応できる範囲かどうかを確認します。
鍼灸をご検討の場合も、お子さんの不安や意向、保護者の方のご希望を伺い、内容をご説明したうえで相談します。怖さや痛みを我慢させて進めることはせず、途中で嫌になったときにも伝えられるようにします。

「何回で治る」「いつから学校に行ける」といった約束はできません。症状や生活への影響を見ながら、必要に応じて医療機関への再相談をお願いすることもあります。

※医療機関への受診を急ぐべきサイン(レッドフラッグ)
血便が出ている 繰り返す嘔吐がある 原因のわからない発熱が続いている 体重減少や成長の遅れが見られる このような症状がある場合は、鍼灸などの前に、早めに小児科等の医療機関へご相談ください。[2]

「明日はどうなるだろう」を、親子だけで抱え込まないで

お子さんの希望と、保護者の方の心配。その両方を伺うことから、相談を始めたいと思っています。
欠席の日数だけではわからない、本人の困りごとがあります。うまく言葉にならなくても、すべてを整理してからでなくても大丈夫です。

【参考情報】
[1]NIDDK:小児IBSの症状と原因
[2]NIDDK:小児IBSの診断
[3]NIDDK:小児IBSの食事・栄養

当院について

慧仁治療院は、東京都足立区入谷にある鍼灸・整体院です。

施術歴20年、延べ10万1千人以上のご相談実績をもとに、認定美容鍼灸師上級マスター・YNSA正規許可施術者・ONP分子栄養学認定資格を保有する男性施術者が、お一人おひとりに丁寧にご対応させていただいております。

足立区入谷・西新井・大師前・北千住・竹ノ塚・舎人・舎人公園・江北・日暮里・草加エリアの30代・40代・50代の女性を中心に、美容鍼・小顔ケア・肩こり・頭痛・食いしばり・自律神経のお悩み・睡眠のご相談を承っております。

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