「毎日EMS美顔器を使っているのに、
なぜか最近たるみが気になる…」
美容鍼の現場では、こうしたご相談を受けることが少なくありません。
結論からお伝えすると、EMS美顔器の使い方によっては、たるみが改善ではなく悪化につながるケースは実際にあります。
これはEMSが悪いわけでも、美容鍼と相性が悪いわけでもありません。
問題は“使いすぎとタイミングです。
EMS美顔器は「鍛える道具」、でも顔は筋トレと同じではない
EMS美顔器は、電気刺激によって表情筋を収縮させる機器です。
一時的に引き上がったように見えたり、スッキリ感を感じやすいのが特徴です。
ただし注意点があります。
- 自分の意思ではなく、強制的に動かされる収縮
- 同じ部位・同じ刺激パターンを高頻度で繰り返す
- 回復時間(休ませる時間)を考慮しにくい
顔の筋肉は、体の筋トレとは違い
小さく・繊細で・疲労が蓄積しやすいという特性があります。
EMSの使いすぎで起こりやすい「筋疲労型たるみ」
EMSを高頻度で使い続けると、表情筋は次第に
- 張りきれない
- 支えきれない
- だらっと伸びやすい
という状態になりやすくなります。
するとどうなるか。
✔ 使った直後は上がる
✔ 数時間〜数日後に下がる
✔ 「前よりたるんだ気がする」
これは筋力不足ではなく、筋疲労が原因のたるみです。
■ 美容鍼直後にEMSを使うと、なぜ逆効果になりやすいのか
美容鍼(特に電気を流す美容鍼)の直後は、
- 表情筋の過緊張が抜け
- 血流・循環が再調整され
- 神経と筋肉が「正しい使い方を再学習」している状態
いわば、顔が整い直している途中です。
このタイミングでEMSを高頻度に使ってしまうと、
- 回復途中の筋肉に再び強制収縮をかける
- 元のクセ(食いしばり・エラ緊張)に戻りやすくなる
- 支える力が育つ前に疲弊する
結果として、
リフトアップを狙っていたのに、たるみやすい状態を作ってしまうことがあります。
特に注意したいタイプ
以下に当てはまる方は要注意です。
- 食いしばり・歯ぎしりがある
- エラ・顎が張りやすい
- EMSを毎日、またはほぼ毎日使用している
- EMS後に「スッキリ→重だるい」を感じる
- 美容鍼の直後からすぐEMSを再開している
このタイプの方は、
「鍛える」より先に「回復させて支え直す」ことが必要なケースが多く見られます。
EMSがダメなのではなく「使い方」が重要
誤解しないでいただきたいのは、
EMS美顔器そのものが悪いわけではありません。
- 使用頻度を抑える
- 出力を弱める
- 美容鍼後は2〜3日(理想は3〜5日)休ませる
こうした使い方ができていれば、
EMSが必ずしも悪影響になるわけではありません。
たるみ改善の本質は「鍛える」だけではない
本当に必要なのは、
- 過緊張を抜く
- 循環を整える
- 支えられる筋環境を作る
- 正しい使い方を神経に覚えさせる
という土台づくりです。
美容鍼は、
この「支え直すフェーズ」を担う施術です。
まとめ
- EMS美顔器の使いすぎは、条件次第でたるみを悪化させることがある
- 特に「美容鍼直後 × 高頻度EMS」は要注意
- 大切なのは“刺激を足すこと”ではなく“回復と定着”
- たるみ対策には、休ませる期間も必要
「頑張っているのに変わらない」
「むしろ下がってきた気がする」
そんなときは、やりすぎていないかを一度見直してみることが大切です。

