『初夏なのに、足が重だるい』『冷房で下半身が冷える』そのお悩み、東洋医学×分子栄養学から考える

「もう5月なのに、足が重だるい感じが抜けない」 「冷房の効いた職場にいると、お尻から太ももの裏がパンパンになる」 「夏に向かっているはずなのに、なんとなく身体が冷える気がする」

5月から6月にかけて、当院でご相談を承っていると、こうしたお声をよくいただきます。

「冷えは冬の不調」というイメージをお持ちの方が多いのですが、実は初夏こそ、お身体が冷えのダメージを受けやすい季節だと、東洋医学の一般的な知見では考えられています。

今回は、初夏の時期に「足の重だるさ」「下半身の冷え」を感じる方とのお話の中で見えてきたパターンと、当院でお伝えしている養生の視点について、東洋医学と分子栄養学の両方からお伝えします。

※あくまで一般的な養生の視点としてのご紹介で、特定の効果効能を保証するものではありません。気になる症状がある場合は、まず医療機関での診察をご検討ください。


なぜ初夏に『冷え』と『重だるさ』が出るのか

初夏は、お身体にとって意外と負荷の大きい季節です。理由はいくつかあります。

理由1:朝晩と日中の気温差が大きい

5月〜6月は、朝晩は肌寒いのに日中は20度を超える日もあります。お身体の自律神経はこの気温差に対応するためにフル稼働している状態で、知らないうちに疲労が溜まりやすくなる、と一般的に言われています。

理由2:薄着への移行期

冬の重ね着から徐々に薄着へ切り替わる時期です。「もう半袖でいいかな」と思って外出したら、冷房の効いた電車やオフィスで思った以上に冷えてしまう、というご経験はありませんか? この意図しない冷えが、特に下半身に蓄積していく時期でもあります。

理由3:冷たい飲み物が増える

気温が上がってくると、冷たい飲み物・アイスコーヒーなどを取る機会が自然と増えていきます。お身体の内側からの冷えは、胃腸の働きにも影響すると東洋医学では考えられており、結果としてお身体全体の巡りが悪くなる可能性があります。


当院でよくお聞きする『初夏の身体のサイン』

5月〜6月の時期に、当院でご相談を承っている方からよくお聞きするお声が3つあります。

1. お尻から太ももの裏側がパンパンになる

「特に長距離歩いたわけでもないのに、お尻から太ももの裏側がパンパンに張る」というお声です。坐骨神経痛のような鋭い痛みではなく、ズーンとした重だるさとして表現される方が多くいらっしゃいます。

東洋医学的には、これは下半身の「気・血・水」の巡りが滞っている状態の可能性があると考えられています。冷えによる血流の滞りや、長時間のデスクワーク・移動が重なって出やすい時期です。

2. 手足の指先が、季節の割に冷たい

「自分では足が冷たい感じはしないけれど、触るとやはり指先が冷たい」というお声もよくいただきます。これは、ご本人の自覚以上にお身体の末端が冷えている状態であることを示している可能性があります。

冷房・気温差・冷たい飲食物・薄着が重なると、特に下半身の末端から冷えが進んでいくと言われています。

3. 顔の引き上がりが普段より戻りやすい

これは美容鍼に通われている方からよくお聞きするお声です。「いつもより、施術後の引き上がりが戻りやすい気がする」というご感想です。

これは、お顔だけの問題ではなく、お身体全体の冷え・巡りの停滞・自律神経の負荷が、お顔のフェイスラインにも影響している可能性があると、当院では考えています。お顔とお身体は、繋がっているのです。


当院でお伝えしている『初夏の養生』

当院でご相談を承る際、こうした初夏のお身体のサインがある方には、いくつかの養生についてご一緒にお話しさせていただいています。

お腹を温める

東洋医学では、お腹を温めることが身体全体の巡りの起点になると考えられています。施術中にお腹に温熱を当てる方法もありますが、ご自宅では腹巻湯たんぽなどで、お腹周りをほんのり温める時間を作ることをお話ししています。

冷たい飲食物を控えめに

完全に避ける必要はありません。ただ、1日のうち最初の1杯は常温か温かいものから始める、食事中は冷たい飲み物を控える、といったちょっとした工夫を一緒に考えています。

お風呂でしっかり温まる

シャワーだけで済ませがちな季節ですが、できれば38〜40度程度のぬるめのお湯に10〜15分程度浸かっていただくことをお話ししています。「お風呂入って一時的に柔らかくなる感覚があるんですが、すぐに戻る感じです」というお声もいただきますが、これは継続することで徐々に変わってくると言われています(個人差があります)。

たんぱく質と鉄分を意識する

分子栄養学の一般的な知見では、お身体の冷えと血流にはたんぱく質と鉄分の状態が関わると考えられています。特に女性の方は鉄分が不足しがちと一般的に言われており、赤身肉・赤身魚・大豆製品・卵などを意識して取り入れていただくことをお話ししています。


食いしばりがある方は、おでこ・頭頂部の張りも出やすい

初夏の不調と並行してご相談いただくのが、食いしばり起源のおでこ・頭頂部の張り感です。

「足の重だるさを取りに来ているはずなのに、おでこをじっくり押されると気持ちいい・痛気持ちいい」とおっしゃる方が多くいらっしゃいます。

これは、食いしばりによって側頭部・おでこ・頭頂部の筋膜が日常的に緊張している状態の可能性があり、自律神経の負荷とも関連すると東洋医学では考えられています。

下半身の冷えと、頭部の緊張は、一見別の話のように見えますが、自律神経のバランスという観点で繋がっている可能性がある、というのが当院の視点です。


当院について

慧仁治療院は、東京都足立区入谷にある鍼灸・整体院です。

施術歴17年、延べ10万1千人以上のご相談実績をもとに、認定美容鍼灸師上級マスター・YNSA正規許可施術者・ONP分子栄養学認定資格を保有する男性施術者が、お一人おひとりに丁寧にご対応させていただいております。

足立区入谷・西新井・大師前・北千住・竹ノ塚・舎人・舎人公園・江北・日暮里・草加エリアの30代・40代・50代の女性を中心に、美容鍼・小顔ケア・肩こり・頭痛・食いしばり・自律神経のお悩み・睡眠のご相談を承っております。

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