自転車に乗ると腰とお尻が痛い方へ|股関節の奥で起きていること|足立区入谷の鍼灸院

座っている時間が長い方は、股関節の奥にある筋肉が縮んだまま固まりやすくなります。自転車の姿勢はその状態をさらに強めるため、腰やお尻、ふくらはぎにまで症状が出ることがあります。

買い物に行こうと、自転車にまたがります。漕ぎ始めて、しばらく。
お尻の奥がじわじわ痛い。右足に力が入りきらない感じがある。
スーパーまで10分ほどなのに、途中から張ってくる。

歩いているときも、少し出ます。ふくらはぎの外側に、ピリッとした感じが走ることもある。
そして、出社の日。

「今日、痛かったら嫌だな」

そう思いながら家を出る。痛みそのものより、この気持ちのほうが重い。
こんにちは。足立区舎人の慧仁(けいじん)治療院、堀之内です。
当院では、デスクワークの方からこうしたご相談を伺います。

Q. 腰が悪いのでしょうか?

腰そのものではないことがあります。
当院では、次の3つの層で考えています。

痛みを引き起こす3つの層身体の中で起きていること
1. 股関節の奥の筋肉が縮む背骨から太ももの付け根を通る大きなインナーマッスル「腸腰筋(ちょうようきん)」。座っている姿勢ではこの筋肉が縮みます。骨盤の内側にあるため、自分でほぐしても届きにくいのが特徴です。
2. 自転車の姿勢がそれを強める自転車に乗ると股関節は深く曲がり、座り仕事で縮んでいる筋肉をさらに縮めます。サドルの形によっては股関節の内側が圧迫され、「自転車に乗ったときだけ痛い」という状態を引き起こします。
3. 通り道が詰まり、離れた場所に出るお尻の奥からふくらはぎへ向かう神経と血管の通り道が途中で詰まると、その先に症状が出ます。ふくらはぎのピリつきや足の力の入りにくさは、「腰の問題」ではなく「通り道の問題」である可能性があります。

Q. 「反り腰」も関係しますか?

関係することが多いです。

股関節の奥が縮むと、骨盤が前に傾きます。すると腰が反り、腰の後ろ側が詰まります。立っているとき、腰が浮いているように感じる方がいるのは、このためです。
縮んでいる側を放置したまま、腰だけをほぐしても戻ります。順番があります。

今日からできること(セルフケアと工夫)

  • 1. 寝るとき、膝の下にクッションを入れる:仰向けで寝て、膝の下にクッションなどを入れます。膝が軽く曲がり腰と床の隙間が減る姿勢で腰が楽になる方は、反り腰が負担になっている可能性が高いです。(※へたりにくい厚みのあるものがおすすめです)
  • 2. 座り続けないための合図を決める:1時間に一度立ち上がる、トイレに行く、水を取りに行くなど。縮んだ時間が短いほど固まりにくくなります。ストレッチの種類より、立つ回数のほうが先です。
  • 3. 自転車が痛いときは、押して歩く:痛みが出る日に無理に漕ぐと、その後に残ります。サドルの高さを少し上げると股関節の曲がりが浅くなる方もいます。症状が強い時期は、押して歩くほうが結果的に早いことがあります。

よくある疑問(ほぐし方・動かし方について)

Q. 自分でほぐせないのですか?
難しい場所です。骨盤の内側にあるため、外から押しても届きません。無理に強く押そうとすると、お腹側の別の組織に負担がかかることがあります。
当院では、この筋肉に対して鍼灸と整体を組み合わせて動きを出していきます。強さではなく、届く場所かどうかの問題です。

Q. 動かさないほうがよいのですか?
そうではありません。この筋肉は「縮んだまま動かないこと」で固まります。使いすぎではなく、動かす範囲が足りていない状態なので、安静にしているだけでは戻りません。
ただし、痛みが強い時期に自己流で大きく動かすと、別の場所に負担が移ることがあります。当院では施術の前後で動きを確認し、どこまで動かしてよいかをその都度お伝えします。

Q. 座っている時間は、どのくらいから影響しますか?
一概にはいえませんが、お話を伺うと、昼休憩を除いて続けて座っている時間が長い方に出やすい印象があります。在宅勤務の方は特に注意が必要です。移動そのものが、実は体にとって切り替えの時間になっていた、ということがあります。

※整形外科への受診を急ぐべき症状(レッドフラッグ)
次のような症状がある場合は、まず整形外科を受診してください。
・足に力が入らない。つまずく、階段で踏み外す
・しびれが両足に出ている
・おしっこが出にくい、または我慢できない
・安静にしていても強く痛む。夜間に痛みで目が覚める
これらは、様子を見るべきではないサインです。当院の施術は、医療機関の診断に代わるものではありません。

当院で確認することと、ご来院前のお願い

  • どの動作で出るか(歩く・座る・自転車・立ち上がる・後ろに反る)
  • 症状が出る場所と、その広がり方
  • 左右差、力の入り方
  • 座っている時間、足を組む癖、睡眠時の姿勢

ご来院前に、ひとつお願いしたいことがあります。
「いつ・どの動作で・10段階でいくつだったか」を、簡単にメモしてきてください。
スマートフォンのメモで十分です。「火曜、自転車で15分、6」「木曜、座り仕事の夕方、4」。これだけで、どこを扱うべきかの精度が上がります。

痛みは、来院時に消えていることがあります。そのときご本人の記憶だけに頼ると、いちばん強く出た場面を取りこぼします。記録があると、そこを逃しません。

よくあるご質問(FAQ)

Q. 鍼は痛くないですか?
A. 髪の毛ほどの細い鍼を使います。奥の筋肉を扱う際は響く感覚が出ることがあるため、強さはその都度確認しながら進めます。

Q. どのくらいの間隔で通うものですか?
A. 負担が強い時期は10日から2週間を目安に、落ち着いてきたら間隔を広げます。良い状態がどのくらい持つかを見ながら決めます。

Q. 毎回の変化は分かりますか?
A. 毎回、施術の前後で動きを確認し、状態を記録してお伝えします。感じ方には個人差があります。

院長より

臨床歴20年、延べ10万1千人のお体に向き合ってきました。
痛む場所と、原因がある場所は、同じとは限りません。腰をほぐしても戻るという方は、届いていない場所が残っているだけかもしれません。

「痛かったら嫌だな」と思いながら家を出る日を、減らしていきましょう。

当院について

慧仁治療院は、東京都足立区入谷にある鍼灸・整体院です。

施術歴20年、延べ10万1千人以上のご相談実績をもとに、認定美容鍼灸師上級マスター・YNSA正規許可施術者・ONP分子栄養学認定資格を保有する男性施術者が、お一人おひとりに丁寧にご対応させていただいております。

足立区入谷・西新井・大師前・北千住・竹ノ塚・舎人・舎人公園・江北・日暮里・草加エリアの30代・40代・50代の女性を中心に、美容鍼・小顔ケア・肩こり・頭痛・食いしばり・自律神経のお悩み・睡眠のご相談を承っております。

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