噛む力は強いのに、噛む回数は少ない方へ|胃もたれと午後の重さの正体|足立区入谷の美容鍼

食いしばる癖がある方は、噛む力が強い一方で、食事中に噛む回数が少ないことがあります。力は「締める」ために使われていて、「すりつぶす」ためには使われていない状態です。

揚げ物を食べた日の夜。
胃が重い。まだ残っている感じがある。

翌朝も、お腹が空きません。昼になっても、なんとなく張っている。
「量が多かったのかな」「脂っこいものは合わないのかも」
そう思って、食べるものを変えてみる。けれど、また同じことが起こります。

一度、確認していただきたいことがあります。
その食事、何回噛みましたか。

Q. 食いしばる人は、よく噛んでいるのでは?

実は、逆のことが起きています。ここが見落とされやすい部分です。
噛みしめる癖がある方は、奥歯を「締める」力は強いです。咬筋も側頭筋も、しっかり働いています。
ところが、食事中に「すりつぶす」回数は少ないという方が少なくありません。

理由は主に3つあると考えています。

噛む回数が減ってしまう3つの理由日常の背景
1. 早食いになりやすい仕事の合間に食べる。次の予定が決まっている。噛むことより「終えること」が目的になります。
2. 噛まずに飲み込める食事を選びやすい麺類、やわらかいもの、味の濃いもの。忙しい方にとって自然な選択ですが、どれも噛まずに味がして、飲み込めてしまいます。
3. 噛む筋肉が、別の用途で疲れている日中ずっと締め続けている筋肉に、食事でさらに細かく動いてもらう。すでに疲れている筋肉には、その余力が残っていないことがあります。

Q. 噛む回数が少ないと、何が起きますか?

消化の最初の段階が飛ばされます。
食べ物は、口の中で細かくされ、唾液と混ざることで、その先の処理が進みやすくなります。この段階が省略されると、胃から先の負担が増えます。

当院で伺うのは、次のような形です。

  • 食べた後、胃が重く残る
  • お腹が張る、ガスが出やすい
  • 午後になると体が重い、眠くなる
  • 翌朝、お腹が空かない

「食べているのに足りていない」という方がいます。入れた量ではなく、使える量(吸収できる量)が問題になっているケースです。

Q. 外食が続くときは、何に気をつけますか?

外食そのものが悪いわけではありません。楽しみを削る必要もありません。
ただ、味の濃いものややわらかいものは、噛む回数が減りやすくなります。

そして、食べたものを体が処理する過程では、亜鉛や鉄などのミネラルが関わるとされています。外食や会食が続く時期は、こうした材料の消費が増えると考えられています。
赤身の肉や魚、貝類、卵、大豆製品。普段の食事に取り入れておくと、続く時期でも崩れにくくなります。

Q. どのくらい噛めばよいのですか? / 在宅勤務の落とし穴

【回数の目安】
よく言われる目安は30回です。ただ、これは「一口を30回」という意味であって、実際にやってみるとかなり長く感じます。普段10回前後で飲み込んでいる方が多い印象です。
数字を守ることが目的ではありません。口の中のものが、形がなくなるまでと考えたほうが続きます。

【在宅勤務の日は崩れやすい?】
そうおっしゃる方がいます。通勤がある日は食事の時間がある程度決まりますが、在宅の日は「画面を見ながら食べる」「作業の切れ目まで待つ」など、生活のリズムが自分任せになります。
環境が変わらない日が続くと、切り替えの合図がなくなります。食事の時間だけでも先に決めておくと、ここは崩れにくくなります。

今日からできること(セルフケア)

  • 1. 一口目だけ、30回数える:毎食すべてを数える必要はありません。一口目だけです。実際にやってみると、多くの方が「30回はかなり長い」と気づきます。普段どのくらいで飲み込んでいたかが分かるだけで、残りの食事の噛み方が変わります。
  • 2. 飲み物で流し込まない:口の中のものが減る前に、水やお茶を入れる癖がある方は多いです。食事中の水分は大切ですが、流し込む用途になっていないかを確認してみてください。
  • 3. 麺の日は、具を足す:麺類をやめる必要はありません。卵、肉、豆腐、わかめ。噛む対象を一つ足すだけで、回数は変わります。

どれも、今日の食事から試せます。

Q. 噛むことに、それほど意味があるのですか?

当院では、意味があると考えています。
消化と吸収が進めば、体をつくり直す材料が行き渡りやすくなります。細胞の材料が足りている状態と、足りていない状態では、回復の速さが変わると考えられています。

実際、当院で施術を続けている方から、こうした変化を伺うことがあります。
「同じところを押されているのに、前ほど痛くなくなった」

押す強さは変えていません。変わったのは体の側です。食事を見直した方に起こりやすい変化です。(※感じ方には個人差があります)

慧仁治療院で確認すること

  • 1日の食事の内容と、噛む回数の感覚
  • 食後の胃の重さ、お腹の張り、お通じ
  • 午後の眠気や体の重さ
  • 咬筋・側頭筋の硬さと左右差
  • 外食や会食の頻度

そのうえで、鍼灸と整体を組み合わせてお体を整え、必要に応じて食事面の見直しもご提案します。毎回の状態を記録し、前回からどう変わったかをお伝えします。

※医療機関への受診を急ぐべき症状(レッドフラッグ)
当院の食事のご提案は、一般的な栄養の考え方に基づくものです。
胃の痛みが続く、体重が急に変わった、飲み込みにくさがあるといった場合は、まず医療機関を受診してください。

ご予約について(お願い)

当院は施術者1名で運営しているため、平日の19時台以降と、土日の時間帯は早く埋まる傾向があります。
そこで、ご希望の曜日と時間帯をあらかじめ公式LINEでお知らせいただく方法をご案内しています。

空きが出た際に、ご登録いただいた方から順にご連絡します。「平日の19時半以降」「土曜の午前」など、範囲でお伝えいただくだけで構いません。
毎回その場で空きを探すより、こちらのほうがご希望に近い時間を確保しやすくなります。

よくあるご質問(FAQ)

Q. 急な予約変更はできますか?
A. 3日から5日前に分かれば調整しやすくなります。分かった時点でLINEをいただければ対応します。

Q. どのくらいの間隔で通うものですか?
A. 負担が強い時期は間隔を詰め、落ち着いてきたら広げていきます。良い状態がどのくらい持つかを見ながら決めます。

Q. 食事の相談だけでも受けられますか?
A. 施術の際に、生活の状況を伺いながら一緒に考えます。特別なものをおすすめすることはありません。

院長より

臨床歴20年、延べ10万1千人のお体に向き合ってきました。

噛むことは、いちばん手軽で、いちばん後回しにされる習慣です。
道具もお金もいりません。それでも続かないのは、急いでいるからです。

一口目の30回から始めてみてください。


忙しい日もできる、食いしばりと肌荒れを防ぐ小さな見直し

① 朝食に、たんぱく質を含む食品を一品
パンだけの日なら卵や無糖ヨーグルトを。ご飯だけの日なら納豆や豆腐などを組み合わせてみる。野菜や果物も取り入れやすい形で添えられるとよいですね。
これは食事の偏りを減らすための例です。(※アレルギーや治療上の制限がある方は、それに合わせて選んでください)
毎朝すべて手作りする必要はありません。買って用意できるものでも、続けられる形を考えましょう。

② 日中、歯を合わせ続けていないか気づく合図を
メールを送った後、パソコンの画面を切り替えたときなどに、一度あごの力みを確認します。食事や会話以外で上下の歯を合わせ続けていたら、そっと離してみてください。日中の食いしばりに気づくため、メモなどを使う方法もあります。[1]
一日中、歯やあごのことを監視し続ける必要はありません。気づけたときに、少し力を抜くところからです。

「できていないこと」より、続けられる形を探します

今回のお話でも、朝や夜は食事を工夫できても、職場では準備しづらいものがある、という現実的な困りごとがありました。
こうした違いは、とても大切です。

勤務中に食べられるもの、持っていけるもの、朝に使える時間は人それぞれ。生活に合わない方法を増やすと、ケア自体が新しい負担になってしまいます。
できていることを確認し、難しい部分は別の方法を考える。「完璧に守れなかったから意味がない」と考える必要はありません。
当院では、食事の内容だけでなく、その方法を実際の暮らしの中で続けられるかも伺います。

顔もあごも首肩も、一緒に相談してかまいません

慧仁治療院では、美容鍼と鍼灸・整体のご相談を承っています。

あごのだるさが気になる時間帯、首肩のつらさ、肌について何が気になるのか。そして、食事や休息の取り方を伺い、その日の状態とご希望に応じて対応を考えます。

※医療機関への受診をおすすめする症状
歯の痛みやすり減り、口の開けづらさは歯科へ。赤み・かゆみ・湿疹などが続く場合は皮膚科へご相談ください。必要な診療を受けながら、当院で対応できる身体のケアを考えていきましょう。

※美容鍼の感じ方や変化には個人差があります。肌の病気の治療や、食いしばりの消失をお約束するものではありません。

「朝のあごはどうだったか」「支度をするとき、何が気になったか」。施術直後だけでなく、生活に戻ってからの様子も聞かせてください。

朝の鏡を、少し楽しみにできる自分へ

あごの重さも、肌の調子も、別々に抱え込んでいませんか。
目指したいのは、気になるところを探してため息をつく朝から、気持ちよく支度をして出かけられる朝へ。そのために、今の顔と体、暮らしを見直す時間をつくりませんか。

その「食いしばりと肌荒れの両方を相談したい」という気持ちを、行動にしませんか。


プロフィール・アクセス

慧仁治療院 代表 堀之内 智巳
はり師・きゅう師(国家資格)
認定ONP(分子栄養学プロフェッショナル)
認定美容鍼灸師 上級マスター
YNSA正規使用許可
2026年7月「抗加齢指導士」認定試験合格(認定日:2027年1月1日)
臨床歴20年・延べ10万1千人の施術経験

当院について

慧仁治療院は、東京都足立区入谷にある鍼灸・整体院です。

足立区入谷・西新井・大師前・北千住・竹ノ塚・舎人・舎人公園・江北・日暮里・草加エリアの30代・40代・50代の女性を中心に、美容鍼・小顔ケア・肩こり・頭痛・食いしばり・自律神経のお悩み・睡眠のご相談を承っております。

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