「ねえ、最近歯ぎしりしてるの知ってる?夜中、すごい音だよ」
ある日突然、パートナーや友人、ご家族からこう言われて、本当に驚かれた経験はありませんか?
「え、私が?全然自覚ないんだけど…」 「夜中、自分が何してるかなんて知らない…」 「歯ぎしりって、もっと年配の方がするものじゃないの?」
そして翌朝から、ふと気になり始めます。
「あれ、最近顔がやつれて見える」 「鏡の中の自分、頬がこけて見える気がする」 「写真に写った自分の顔の形が、なんだか違う」 「ピーナッツみたいな顔の輪郭になってきた気がする」
20代後半から30代前半の女性が、こんなお悩みで当院にご相談に来られることが、近年とても増えています。
今回は3部作として、人に指摘されて初めて気づいた歯ぎしりと、それが知らないうちに進行させているお顔の変化について、当院でお伝えしている考え方を率直にお伝えします。
※本記事は医療行為を行うものではなく、医療機関での治療と並行する選択肢としての鍼灸についてのご紹介です。診断・治療は必ず医療機関(歯科・心療内科等)でお受けください。
『指摘されて初めて気づく』が、実はとても多い
歯ぎしり(夜間ブラキシズム)は、ご本人にはまず自覚されないお身体の癖です。
なぜなら、ほとんどの方が深い睡眠中に行っているから。意識のない時間帯だから、ご自身では絶対に気づきません。
当院にいらっしゃる若い女性のお声でとても多いのが:
- 「歯科検診で『歯の摩耗が進んでいる』『歯にヒビが入っている』と指摘された」
- 「パートナーから『夜中の音がすごい』と言われた」
- 「友人と旅行に行った時、『歯ぎしりしてたよ』と教えてもらった」
- 「ご家族から『寝てる時、顎が動いてる』と心配された」
ご自身では「私に限ってそんなはずは…」と思われるのですが、指摘された方の多くが、実際に歯ぎしりをされています。
『若いから関係ない』は、もう過去の話
歯ぎしりというと、年配の方のお悩みというイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
しかし、近年の傾向として、20代〜30代の若い女性での歯ぎしり相談がとても増えていることが、当院でも肌感覚として強く感じられます。
理由として考えられるのは、以下のようなものです(個人差があります)。
1. 慢性的なストレス・気使いすぎ SNSの常時接続、職場での気疲れ、複雑な人間関係。若い世代は特に「常に気を張り続ける」状態に置かれていると、一般的に言われています。
2. デスクワーク・スマホ姿勢の長時間化 リモートワーク・在宅勤務の増加で、首が前に出る姿勢(ストレートネック)が長時間続いている。
3. 食事の偏り・無理なダイエット経験 若い女性に多い、糖質制限・過度な食事制限。これによる鉄分・タンパク質・ビタミンB群の不足が、お身体全体に影響を及ぼしている可能性があります(個人差があります)。
4. 睡眠の質の低下 夜遅くまでスマホを見る、不規則な睡眠時間、夜間の浅い眠り。深い睡眠が取れていないことが、夜の食いしばり・歯ぎしりに繋がる、と一般的に言われています。
5. 月経周期に伴うホルモンバランスの変動 若い女性に特有の要因として、月経前後のホルモン変動が自律神経のバランスに影響し、歯ぎしりが起こりやすくなる場合がある、と分子栄養学では言われています(個人差があります)。
これらは決して「若い女性に特別なこと」ではなく、現代の若い女性の生活そのものが、歯ぎしりを生みやすい環境になってしまっているということです。
自覚のない『歯ぎしり』が、知らないうちに進行させているもの
「歯ぎしりは、寝ている間のことだから別に困らない」 「歯にマウスピースをつけておけば大丈夫」
そう思われがちですが、実は歯ぎしりが知らないうちに進行させているものがあります。
1. お顔の輪郭の変化
歯ぎしりは、ものすごい強い力で顎を動かし続ける運動です。
噛む筋肉(特に側頭筋・咬筋)が、毎晩何時間も鍛えられ続ける状態になります。これは、お顔の筋トレを毎晩繰り返しているのと同じです。
結果として:
- エラの筋肉が発達してフェイスラインが角ばる
- 頬の筋肉のバランスが崩れて頬がやつれて見える
- お顔の輪郭が変わって『ピーナッツ顔』のようになる
これらが、ゆっくりと、しかし確実に進行していきます。
2. 歯への負荷
歯科で指摘されるのは、こちらの方が多いです。歯のすり減り、ヒビ、知覚過敏、顎関節への負担。
3. 朝の疲労感・頭痛・肩こり
毎晩、顔の筋肉が筋トレ状態だと、朝起きた時に全身が疲れている感覚が残ります。
4. 自律神経のバランスへの影響
夜間の歯ぎしりは、深い睡眠の妨げになります。深い眠りが取れないことで、自律神経のバランスに影響が出る可能性がある、と一般的に言われています。
『マウスピースをすれば解決』ではない理由
多くの方が、歯ぎしりを指摘されると、まず歯科でマウスピース(ナイトガード)を作ります。
これは歯を守るための非常に大切な対処です。歯科医師の判断で処方されるマウスピースは、歯のすり減り・破損・知覚過敏を防ぐ目的を果たしてくれます。
ただ、ここで多くの女性が直面される現実があります。
「マウスピースをしているのに、エラの張りも、頬のやつれも、改善しない」
これは決して歯科の治療が悪いということではありません。マウスピースは『歯を守る』ものであって、歯ぎしりという『動作』そのものを止めるものではないからです。
夜中、マウスピースをしていても、顎の筋肉は変わらず働き続けています。だから、お顔の輪郭への影響は止まらないのです。
(マウスピースだけでは食いしばり・歯ぎしりが改善しない理由について、詳しくは別の記事でもお伝えしています)
『指摘された』ことを、前向きなサインとして受け取ってほしい
ここまで読まれて、不安になられた方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、当院からお伝えしたいのは、「指摘されたこと自体が、実はとても貴重なきっかけ」だということです。
なぜなら:
1. 早期に気づけたということ 歯ぎしりは、何年も気づかずに続いてしまうことが多いお悩みです。指摘されたタイミングは、まだお顔の変化が大きくなる前である可能性が高いのです。
2. 周りの方が見てくれているということ パートナー・友人・ご家族・歯科医師──あなたを心配してくれる存在が周りにいる、という証拠です。
3. お身体のサインに目を向けるきっかけ ご自身で気づけなかったお身体のサインを、他者の目を通して気づける機会です。
「歯ぎしりを指摘された」ことを、否認するのではなく、お身体からの大切なメッセージとして受け取っていただきたいのです。
当院でお伝えしている『若い女性の歯ぎしり』の捉え方
当院では、若い女性の歯ぎしりを、単独の症状ではなく、お身体全体のサインとして捉えています。
特に意識的にお話を伺うのは、以下のような点です(個人差があります)。
1. 月経の状態・周期 鉄分の喪失状況、ホルモンバランスの変動。
2. ダイエット経験・食事の状況 過去・現在の食事制限、鉄分・タンパク質・ビタミンB群の摂取状況。
3. お仕事・生活でのストレス 気使いすぎ、思考の癖、リラックスできる時間の有無。
4. 睡眠の質 寝つき、夜中の目覚め、朝の疲労感。
5. お顔のお悩み エラの張り、頬のやつれ、フェイスラインの変化、写真への抵抗感。
これらは、鍼灸×分子栄養学の視点から包括的に診ていく必要がある、と当院では考えています。
当院について
慧仁治療院は、東京都足立区入谷にある鍼灸・整体院です。
施術歴17年、延べ10万1千人以上のご相談実績をもとに、認定美容鍼灸師上級マスター・YNSA正規許可施術者・ONP分子栄養学認定資格を保有する男性施術者が、お一人おひとりに丁寧にご対応させていただいております。
足立区入谷・西新井・大師前・北千住・竹ノ塚・舎人・舎人公園・江北・日暮里・草加エリアの30代・40代・50代の女性を中心に、美容鍼・小顔ケア・肩こり・頭痛・食いしばり・自律神経のお悩み・睡眠のご相談を承っております。

