分子栄養学シリーズ第3回は、女性と鉄のお話です。東京都足立区入谷の慧仁治療院がお伝えします。
なぜ、女性は鉄を消耗しやすいと言われるのですか?
理由のひとつは、月経です。毎月、一定の期間にわたって血液が失われるということは、そこに含まれる鉄も一緒に出ていく、ということになります。
これは病気ではなく、ごく自然な体の営みです。ただ、自然なことであるがゆえに「当たり前」になってしまい、その分の補充が追いついているかどうかは、意外と意識されにくいのではないでしょうか。
さらに、妊娠・出産を経験された方は、その時期に大きく必要量が増えると考えられています。加えて、忙しさから食事が簡単なもので済みがちになる、という現代的な事情も重なります。「出ていく量」と「入ってくる量」、その差が少しずつ積み重なっていく。そんなイメージで捉えていただくと分かりやすいかもしれません。
「貧血ではない」と言われたのに、なぜ不調が?
ここが、多くの方が疑問に思われるところです。
一般的に、鉄の状態を考えるとき、「今すぐ働くために使われている分」と「蓄えの分」があると言われます。体は賢くできていて、大事な働きを守るために、まず蓄えの側から使っていくと考えられています。
ということは、蓄えが減ってきている段階では、まだ表に出てこないこともありうる。そうした見方があります。「貧血ではないけれど、なんとなく調子が出ない」という感覚は、こうした背景と結びつくことがあるのかもしれません。
※繰り返しになりますが、これは診断の話ではありません。ご自身の状態を判断する必要がある場合は、必ず医療機関にご相談ください。当院がお伝えしているのは、あくまで一般的な栄養の考え方です。
鉄が不足しているサインとして、どんなことが考えられますか?
一般的に挙げられるものとして、次のようなことがあります。
- 朝が起きづらい、日中のだるさが抜けない
- ちょっとした段差や階段で息が上がる
- 手足が冷たく感じる、寒さが苦手
- 顔色が冴えない、肌や髪の調子が気になる
- 集中が続かない、気分が揺れやすい
- 痛みや刺激を敏感に感じやすい
これらはどれも、鉄だけが原因と決まるものではありません。ただ、いくつか思い当たるようであれば、食事の中身を振り返ってみる価値はあるのではないでしょうか。
鉄分を補う食事では、何を意識するとよいですか?
基本は前回と同じで、赤身の肉や魚です。まぐろ、かつお、牛や豚の赤身など。あさりなどの貝類も知られています。
そのうえで、女性に特にお伝えしたいのは「頑張りすぎないでください」ということです。完璧な食事を目指すと、かえって続きません。忙しい日は、しらすや削り節をひとつまみ足す。それだけでも、何もしないよりずっと意味があると考えられます。
続けるコツは、意志の力に頼らず、仕組みにすることです。目につく場所に置いておく。買い物のとき、いつものカゴにひとつ加える。人は忘れる生きものですから、「忘れてもいいように準備しておく」ほうが現実的です。
「材料を入れる」だけでなく、消耗する側にも目を向ける
もうひとつ。忙しさや緊張が続く場面では、体はいつも以上に栄養を使うと言われます。頑張り屋さんほど、入ってくる量だけでなく、出ていく量も大きくなりやすい、ということです。
ですから、食べ方を見直すことと同じくらい、力を抜ける時間をつくることも大切だと考えています。当院が、栄養のお話と一緒に、心身のこわばりをゆるめることを大事にしているのは、こうした理由からです。
がんばっている自分を責めないでください。まずは、気づくところから。少しずつで大丈夫です。
当院の立場について(大切なお願い)
当院は、病気の診断や治療、血液検査を行う機関ではありません。検査や数値の判断、治療の要否は必ず医療機関にご相談ください。
当院がお伝えできるのは、一般的な食生活の考え方と、鍼灸・整体で心身を整えるサポートです。
分子栄養学と女性の鉄に関する「よくあるご質問(FAQ)」
Q. 月経が重いのですが、栄養で変わりますか?
A. 体調に関わるご心配は、まず婦人科など医療機関にご相談ください。当院では一般的な食生活のお話に留めております。
Q. サプリメントはどうでしょう?
A. まずは食事から、が基本です。特定の製品の効果はお約束できません。持病・服薬がある方は医師にご相談ください。
Q. 次回はどんな内容ですか?
A. 第4回は「たんぱく質」。体のあらゆる材料になる、という視点で整理します。
アクセス・ご予約
慧仁治療院
東京都足立区入谷1-27-16 サンハイツ入谷202
日暮里・舎人ライナー「舎人駅」より徒歩圏
ご相談は公式LINEにて承っています。
※本記事は一般的な健康情報・食生活の情報提供を目的としたものです。特定の疾患の診断・治療を目的とせず、効果や結果を保証するものでもありません。当院は診断・治療および血液検査を行いません。感じ方には個人差があります。
当院について
慧仁治療院は、東京都足立区入谷にある鍼灸・整体院です。
施術歴20年、延べ10万1千人以上のご相談実績をもとに、認定美容鍼灸師上級マスター・YNSA正規許可施術者・ONP分子栄養学認定資格を保有する男性施術者が、お一人おひとりに丁寧にご対応させていただいております。
足立区入谷・西新井・大師前・北千住・竹ノ塚・舎人・舎人公園・江北・日暮里・草加エリアの30代・40代・50代の女性を中心に、美容鍼・小顔ケア・肩こり・頭痛・食いしばり・自律神経のお悩み・睡眠のご相談を承っております。

