分子栄養学の視点では、むくみは単なる水分過多ではなく、「血管の中に水分を保つ力」が落ちている場合があります。その鍵を握るのが、アルブミンというタンパク質です。日暮里舎人ライナー「舎人駅」徒歩7分の慧仁治療院から、むくみの新しい見方をお伝えします。
※はじめに。片足だけ急に腫れる、息切れ、胸の苦しさ、急な体重増加、尿の量が減る、尿が泡立つ、皮膚や白目が黄色いなどの症状がある場合は、栄養の工夫より先に、医療機関での確認が必要です。本記事は一般的な健康情報であり、診断・治療に代わるものではありません。
「むくみ=水分の取りすぎ」とは限らない
むくみに悩む方の多くが、最初に思うのは「水を飲みすぎたかな」「塩分が多かったかな」ということです。確かに、水分や塩分はむくみに関わります。けれど、それだけでは説明がつかないむくみが、たくさんあります。
「水分を控えているのに、むくむ」
「塩分に気をつけているのに、夕方には足がパンパン」
「むくみ対策のマッサージをしても、すぐ戻る」
こうしたむくみの背景には、「水分の量」ではなく、「血管の中に水分を保つ力」の低下が隠れていることがあります。
むくみとは、そもそも何が起きている状態か?
むくみは、医学的には「組織のあいだに水分が過剰にたまった状態」を指します。その原因は、大きく4つに分けられます。
- 血管の中の圧力が上がる
- 血管の中に水分を保つ力(血漿膠質浸透圧)が下がる
- 血管の壁が水分を通しやすくなる
- リンパの流れが滞る
このうち、 2番目の「血管の中に水分を保つ力」に深く関わっているのが、アルブミンというタンパク質です。
アルブミンは、血管の中の”スポンジ”のような役割
アルブミンは、血液の中(血漿)に最も多く含まれているタンパク質です。肝臓で作られ、血管の中で水分を引きつけておく役割を担っています。
イメージとしては、血管の中にある「スポンジ」や「磁石」のようなもの。アルブミンがしっかりあると、水分は血管の中に保たれます。逆に、アルブミンが少なくなると、血液中に水分を保ちにくくなり、水分が血管の外、足、まぶた、手、お腹などの組織へ漏れ出しやすくなります。
これが、「アルブミン性のむくみ」と呼ばれるものです。
水分を控えてもむくむ「悪循環」のメカニズム
アルブミンが下がると、もう一つやっかいなことが起きます。
血管の中の水分が外に漏れると、体は「血管の中の水分が足りない」と判断しやすくなります。すると、腎臓がナトリウム(塩分)と水分をため込もうとします。その結果、体全体の水分量はむしろ増えているのに、血管の外への漏れは続くという悪循環に陥ります。
【むくみの悪循環】
アルブミン低下 → 水が血管の外へ漏れる → 体が「水が足りない」と判断 → 腎臓が水分をため込む → さらにむくむ
「水分を控えているのにむくむ」という、一見矛盾した状態の背景には、こうしたメカニズムが隠れていることがあるのです。
だから、「むくみ=水を控える」だけでは根本に届かない
むくみ対策というと、「水分を控える」「塩分を減らす」「マッサージをする」が一般的です。これらも大切ですが、もし背景にアルブミンの低下があるなら、それだけでは根本に届きません。
むしろ、水分を極端に控えすぎると、体はさらに「水が足りない」と判断して、ため込みモードを強めてしまうこともあります。
大切なのは、「水分の量」だけでなく、「血管の中に水分を保つ力=アルブミン」という視点を持つこと。そして、そのアルブミンが、なぜ下がっているのかを見ていくことです。
次回へ:アルブミン不足の理由について
次回の第2部では、アルブミンというタンパク質が、なぜ下がってしまうのか——「タンパク質を摂っているのに足りない」という、見落とされやすい5つの理由について、分子栄養学の視点からお伝えします。
むくみとアルブミンに関する「よくあるご質問」
Q. むくみがあると、必ずアルブミンが低いのですか?
A. いいえ。むくみには、静脈の流れの低下、リンパ浮腫、心臓・腎臓・肝臓・甲状腺の状態、薬の影響、月経周期、妊娠、長時間の座位・立位など、さまざまな原因があります。アルブミンは、その中の一つの視点です。
Q. アルブミンは、どうやって調べるのですか?
A. 血液検査で測定します。これは医療機関での検査になります。当院は鍼灸院であり、検査や診断は行いません。気になる場合は、医療機関での血液検査をおすすめします。
Q. アルブミンの正常値はどのくらいですか?
A. 一般的な目安は、おおむね3.5〜5.0 g/dL前後とされています。ただし、数値の解釈は医療機関での判断が必要です。
(※本記事は一般的な健康情報であり、特定の症状の診断・治療を保証するものではありません。当院は医療機関ではありません。気になる症状が続く場合や、上記の緊急性のある症状がある場合は、医療機関へご相談ください。)
当院について
慧仁治療院は、東京都足立区入谷にある鍼灸・整体院です。
施術歴17年、延べ10万1千人以上のご相談実績をもとに、認定美容鍼灸師上級マスター・YNSA正規許可施術者・ONP分子栄養学認定資格を保有する男性施術者が、お一人おひとりに丁寧にご対応させていただいております。
足立区入谷・西新井・大師前・北千住・竹ノ塚・舎人・舎人公園・江北・日暮里・草加エリアの30代・40代・50代の女性を中心に、美容鍼・小顔ケア・肩こり・頭痛・食いしばり・自律神経のお悩み・睡眠のご相談を承っております。

