「ゴールデンウィークが終わってから、なんとなく身体が重い」 「連休前は楽しみにしていたのに、明けてみると気持ちがついていかない」 「夜になると寝つきが悪くなった」 「朝起きても、疲れが抜けていない感覚がある」
5月の中旬から下旬にかけて、当院でご相談を承っていると、こうしたお声をよくいただきます。
これは一般的に「五月病」と呼ばれる状態と関わりがあるかもしれません。ただ、当院ではこれを単なるメンタルの問題として捉えるのではなく、お身体・自律神経・栄養・生活リズムが複合的に影響している状態として考えています。
今回は、5月のこの時期に多くいただくお悩みについて、東洋医学と分子栄養学の両方の視点から、お伝えしていきます。
※あくまで一般的な養生の視点としてのご紹介で、特定の効果効能を保証するものではありません。気になる症状がある場合は、まず医療機関での診察をご検討ください。
なぜGW明けに『疲れが取れない』状態が起きるのか
5月の連休明けに不調を感じる背景には、いくつかの共通した要因があります。
要因1:連休中の生活リズムの乱れ
ゴールデンウィークは、普段とは違うリズムで過ごす方が多い時期です。帰省・旅行・家族との集まり・外食・お酒の機会が重なり、気がつくと就寝時間も食事時間もバラバラになっていた、というご経験はありませんか?
お身体の自律神経は、規則正しいリズムで働くように作られていると一般的に言われています。連休中の数日間でも、リズムが大きく崩れると、戻すのに数日から1週間以上かかる方も少なくありません。
要因2:食事内容の偏り
連休中は、外食・お惣菜・冷たい飲み物・お酒・甘いものが増える傾向があります。当院でご相談を承っていると、特にお米・麺類・パン・お菓子といった炭水化物の比率が高くなっていたというお声をよくいただきます。
分子栄養学の一般的な知見では、炭水化物に偏ると、タンパク質・鉄分・ビタミンB群といった、お身体のリズムを整える栄養素が相対的に不足しやすくなる、と言われています。
要因3:気温差と気圧の変動
5月は、朝晩と日中の気温差が大きい時期です。さらに、日によっては夏のような暑さ、翌日は肌寒い、といった日々の気温変動も激しい時期。お身体の自律神経は、この気温差と気圧の変動に対応するために、気づかないうちにフル稼働している状態になります。
要因4:新年度の蓄積疲労
4月の新生活・新環境・人間関係の変化による緊張が、5月になって遅れて出てくるケースも非常に多いです。緊張している間は気を張っていられても、連休で一度緩むと、それまで蓄積していた疲労が一気に表に出てくることがあります。
当院でよくお聞きする『5月の身体のサイン』
5月の時期に、当院でご相談を承っている方からよくお聞きするお声を5つご紹介します。
1. 朝の起き上がりがつらい
「目覚ましが鳴っても、なかなか身体が動かない」「7時間寝ても、朝に疲れが残っている感じがする」というお声です。睡眠の質が落ちていると、量を取っていても回復が追いつかない可能性があります。
2. 食欲が極端に偏る
「お腹は減らないのに、無性に甘いものや塩辛いものが食べたくなる」「全く食欲がない日と、過剰に食べてしまう日が交互に来る」といった食欲の上下を訴える方が増えます。これは血糖値のバランスが乱れているサインの可能性があります。
3. 肩こり・頭痛・食いしばりの増加
メンタルの負担が増えると、無意識のうちにお身体に力が入る方が多くいらっしゃいます。特に寝ている間の食いしばりが強くなり、朝起きた時に顎やこめかみの違和感を感じる、というお声もよくいただきます。
4. 寝つきの悪さ・夜中の覚醒
「布団に入ってから1時間以上眠れない」「夜中の2〜3時に目が覚めてしまう」というお声も多いです。これは交感神経が過剰に働いている状態の可能性があり、疲れているのに眠れない、という悪循環を生みやすい状態です。
5. 蕁麻疹・肌荒れ・お腹の不調
ストレスは、まずお肌や腸に表れやすいと言われています。ちょっとした蕁麻疹、肌のかゆみ、お腹の張り、便秘や下痢の交互など、ご本人が「ストレスが原因かも」と気づかれるケースも増えてきます。
当院でお伝えしている『5月の養生』
このお悩みに対しては、「気合で乗り越える」ことではなく、お身体のリズム・栄養・自律神経を一緒に整えていくアプローチをご提案しています。
お腹の温熱と腸内環境のサポート
東洋医学では、お腹のあたたかさが全身の巡りの起点になると考えられています。連休中の冷たい飲食物・お酒で胃腸が疲れている場合が多いため、お腹をほんのり温める時間を意識的に作っていただくことをお話ししています。腹巻、湯たんぽ、白湯を1日数回、といったシンプルなことから。
仙骨(お尻の中央あたり)の温熱
東洋医学では、腰から下は副交感神経のエリアと考えられています。仙骨(お尻の中央上部の三角骨)を温めると、副交感神経のバランスが整いやすくなると言われており、5月の不調の方には特におすすめしています(個人差があります)。
タンパク質・鉄分・ビタミンB群を意識した食事
炭水化物に偏りがちな時期だからこそ、意識的にタンパク質と鉄分を取ることをお話ししています。赤身肉・赤身魚・大豆製品・卵を毎日の食事に取り入れていただくと、エネルギー代謝・ホルモン合成・睡眠ホルモンのメラトニンの材料が整いやすくなる、と分子栄養学では言われています(個人差があります)。
水分の意識
特にお酒を飲まれた翌日は、飲んだ量の倍量の常温の水を意識的に取ることをお話ししています。お酒は利尿作用があるため、お身体は気づかないうちに脱水状態になっていることが多い、と言われています。
朝の光と就寝時間の安定化
「朝起きてカーテンを開けて朝の光を浴びる」「夜寝る1時間前にはスマホを置く」「同じ時間に寝る」を1週間続けるだけでも、お身体のリズムは整いやすくなる、と一般的に言われています。
食いしばり・頭痛が同時に出ている方へ
5月の不調と並行して、食いしばり・こめかみ周辺の頭痛を訴える方も多くいらっしゃいます。
メンタル負担が増えると、無意識に顎や側頭部に力が入り、寝ている間も筋肉が緊張したままになります。これは脳・首・肩・お顔のフェイスラインにも影響していくため、お身体のサインが出始めた段階で早めに整えていくことをおすすめしています。
下半身の冷え・お腹の張り・頭部の緊張は、一見別の話のように見えても、自律神経のバランスという視点で繋がっています。
当院について
慧仁治療院は、東京都足立区入谷にある鍼灸・整体院です。
施術歴17年、延べ10万1千人以上のご相談実績をもとに、認定美容鍼灸師上級マスター・YNSA正規許可施術者・ONP分子栄養学認定資格を保有する男性施術者が、お一人おひとりに丁寧にご対応させていただいております。
足立区入谷・西新井・大師前・北千住・竹ノ塚・舎人・舎人公園・江北・日暮里・草加エリアの30代・40代・50代の女性を中心に、美容鍼・小顔ケア・肩こり・頭痛・食いしばり・自律神経のお悩み・睡眠のご相談を承っております。

