むくみの背景にある「アルブミン」と、それが下がる5つの理由 鍼灸×分子栄養学の視点より

最終回となる第3部では、当院が「むくみ」をどう見ていくのか?

東洋医学・鍼灸の視点と、分子栄養学(ONP)の視点を組み合わせたアプローチについてお伝えします。

※片足だけ急に腫れる、息切れ、急な体重増加、尿が泡立つ、黄疸などの症状がある場合は、必ず医療機関での確認を優先してください。

むくみを「足や顔だけの問題」として見ない

むくみでお悩みの方の多くは、「足のむくみ」「顔のむくみ」という、症状が出ている場所に意識が向きます。

けれど、第1部・第2部でお伝えしたように、むくみの背景には、タンパク質の摂取、消化吸収、肝臓の働き、腎臓や腸からの喪失、そして炎症——といった、全身に関わる要素が隠れていることがあります。

だからこそ、当院では、むくみを「足だけの問題」「顔だけの問題」として見るのではなく、全身のめぐりと、栄養の状態の両面から見ていくことを大切にしています。

当院が大切にする「2つの視点」(鍼灸×分子栄養学)

当院の堀之内は、鍼灸の国家資格に加えて、分子栄養学の認定資格(認定ONP)を持っています。そのため、むくみに対しても、 2つの視点を組み合わせて見立てます。

視点1:東洋医学・鍼灸の視点(めぐり)

東洋医学では、むくみを「水のめぐりの滞り」として捉えます。体のどこに滞りがあるのか、冷えやめぐりの状態はどうか——お腹や脈、全身の状態を触診して見立てます。鍼の施術は、この「めぐり」を整える方向に働きかけます。

視点2:分子栄養学の視点(栄養)

第2部でお伝えした「アルブミンが下がる5つの理由」を踏まえて、その方の食事、消化、生活の状態をお聞きします。「何を、どう食べているか」だけでなく、「食べたものが、ちゃんと使える形になっているか」まで一緒に考えます。

なぜ、鍼灸と栄養を「一緒に」見る必要があるのか

鍼灸だけ、あるいは栄養だけでは、むくみの全体像には届きにくいことがあります。

例えば、めぐりを整えても、材料(タンパク質)が足りていなければ、アルブミンは増えません。逆に、栄養を整えても、冷えやめぐりの滞りが強ければ、体は水分をうまく動かせません。

だからこそ、「めぐり」と「栄養」を一緒に見ていく。これが、当院が大切にしている「根本から見る」という考え方です。

ご自宅でできる、むくみ改善のための3つの工夫

施術と並行して、ご自宅でも意識していただきたいことを3つご紹介します。

  1. 毎食、タンパク質源を「ひとつ」入れる
    卵、魚、肉、大豆製品、乳製品など。一度にたくさんではなく、毎食ひとつずつ、こまめに入れることが大切です。消化に不安がある方は、消化しやすい形(スープ、味噌汁、豆腐など)から。
  2. 水分は「控えすぎない」
    むくむからと水分を極端に控えると、体がかえって水をため込もうとします。適度な水分を、こまめに摂ることが大切です(ただし、医師から水分制限の指示がある方は、その指示に従ってください)。
  3. 冷やさない・動かす
    体を冷やさないこと、そして、長時間同じ姿勢を続けず、ふくらはぎを動かすこと。これらは、めぐりを助けるシンプルな方法です。

このシリーズを終えるにあたって:むくみは体からのサイン

「むくみ=水分の取りすぎ」という常識から、

「むくみ=血管の中に水分を保つ力(アルブミン)の問題かもしれない」という新しい視点へ。

そして、そのアルブミンを、「タンパク質を摂る」だけでなく、消化・肝臓・腎臓・腸・炎症まで含めて見ていく。これが、分子栄養学の視点です。

むくみは、体からのサインです。そのサインを、めぐりと栄養の両面から丁寧に読み解いていくこと。それが、当院の考える「根本から整える」という関わり方です。

※繰り返しになりますが、緊急性のある症状(片足の急な腫れ、息切れ、急な体重増加、尿の泡立ち、黄疸など)がある場合は、栄養や施術より先に、必ず医療機関での確認をお願いします。

むくみ改善と鍼灸・栄養に関する「よくあるご質問」

Q. 鍼灸で、アルブミンは上がりますか?


A. 鍼灸がアルブミンを上げると断定することはできません。鍼灸は「めぐり」を整える方向に働きかけるものであり、アルブミンの材料となる栄養面は、食事や生活の工夫が基本になります。当院では、その両面を一緒に見ていきます。

Q. 分子栄養学のアドバイスだけ受けることはできますか?


A. 当院は鍼灸院です。施術と合わせて、栄養面の一般的なアドバイスをお伝えしています。なお、病気の診断や治療、検査は医療機関の領域となります。

Q. むくみが続いていて不安です。


A. まずは医療機関で、むくみの原因に重大なもの(心臓・腎臓・肝臓などの問題)がないかを確認されることをおすすめします。そのうえで、栄養とめぐりの面から整えていきたい場合に、当院がお役に立てればと思います。

(※本シリーズは一般的な健康情報であり、特定の効果を保証するものではありません。当院は医療機関ではなく、検査・診断は行いません。気になる症状が続く場合や、緊急性のある症状がある場合は、必ず医療機関へご相談ください。)

当院について

慧仁治療院は、東京都足立区入谷にある鍼灸・整体院です。

施術歴17年、延べ10万1千人以上のご相談実績をもとに、認定美容鍼灸師上級マスター・YNSA正規許可施術者・ONP分子栄養学認定資格を保有する男性施術者が、お一人おひとりに丁寧にご対応させていただいております。

足立区入谷・西新井・大師前・北千住・竹ノ塚・舎人・舎人公園・江北・日暮里・草加エリアの30代・40代・50代の女性を中心に、美容鍼・小顔ケア・肩こり・頭痛・食いしばり・自律神経のお悩み・睡眠のご相談を承っております。

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