「エネルギーが全然回っていない」蓄積した疲労と栄養の枯渇
この回でいらした時、その方はかなり疲れていらっしゃいました。
むくみが強く、頭痛も。お身体を拝見すると、「エネルギーが全然回っていない」状態でした。施術中、いつもより痛みを強く感じられるご様子。これは、疲労が蓄積し、栄養の土台が枯れている時に出やすいサインです。
お聞きすると、お仕事が立て込み、睡眠も削られていました。「定時で帰れず」「食べる時間も面倒くさい」と。
「食べない」ことが、巡り巡ってむくみや頭痛につながる理由
その方の食事のお話を伺うと、
「とにかく早く食べ終わりたい」
「一口二口で終わり」
というご様子でした。
食べる時間を惜しむほど忙しい。その気持ちは、よく分かります。
けれど、「食べない」ことは、巡り巡って、むくみ・頭痛・疲労・コリのすべてにつながっていきます。
第1部でお伝えしたように、足のむくみの背景には、タンパク質(アルブミン)の不足が関わることがあります。タンパク質が足りないと、血管の中に水分を保つ力が落ち、むくみやすくなる。そして、エネルギーを作る材料も足りなくなり、疲れが抜けにくくなります。
「お酒を飲んでいる時の方が調子がいい」のはなぜ?
「お酒を飲んでいる時の方が、調子がいい気がする」。その方はそうおっしゃいました。
けれど、それはお酒のおかげというより、「お酒の席では、しっかり食事を摂れているから」かもしれません。普段、食事を抜きがちな分、席につく時にはちゃんと食べている。その差が、体調に出ている可能性があります。
忙しい中でもできる!「よく噛む」だけで消化吸収は変わる
もう一つ、お伝えしたことがあります。
「一口二口で終わり」という食べ方は、消化吸収の面でも、もったいない。食べたものが、ちゃんと体に使われるには、よく噛むことが大切です。
人は、噛むことで消化酵素が出て、消化吸収が変わります。同じものを食べても、急いで飲み込むのと、よく噛むのとでは、体への入り方が違うのです。
「30回噛む」とまでいかなくても、「いつもより少し多く噛む」だけでも、変わります。忙しい中でも取り入れやすい、シンプルな工夫です。
サプリメントが効かない?分子栄養学の視点から見る吸収率
その方は、市販のサプリメントを試されていました。「飲んでいるのに、変わらない」と。
サプリメントは、基準値を決めて作られていますが、それが体にちゃんと吸収され、栄養として役立つかは、別問題です。当院では、分子栄養学の視点から、吸収を考えた専用のサプリメントをご案内することもあります。
ただ、基本は食事です。「食品プラス、必要に応じてサプリメント」。この順番が大切だとお伝えしました。
「数字より、体感」が教えてくれる、エネルギー回復のサイン
この方は、回を重ねるごとに、こうおっしゃるようになりました。
「前は、体が重くて、すぐ寝たいというのが一番だった。最近は、『お腹空いたな、何か食べようかな』と思えるようになった」
これは、とても良いサインです。「疲れて何もできない」状態から、「お腹が空く」「何かしようと思える」という、エネルギーが戻ってきたサイン。検査の数字に表れる前に、こうしたご自身の体感が教えてくれることがあります。
次回へ
第3部では、この方の別の回
「遊びも全力」だからこそ大切な、「ダメではなく、量」という整え方についてお伝えします。
食事とサプリメントに関する「よくあるご質問」
Q. サプリメントを飲んでいるのに、変わりません。
A. 市販のサプリメントは、吸収や活用の面で個人差があります。基本は食事で、必要に応じてサプリメントを補う、という順番が大切です。
Q. 忙しくて、よく噛む余裕もありません。
A. 「30回噛む」とまでいかなくても、「いつもより少し多く噛む」だけでも、消化吸収は変わります。無理のない範囲で意識してみてください。
当院について
慧仁治療院は、東京都足立区入谷にある鍼灸・整体院です。
施術歴20年、延べ10万1千人以上のご相談実績をもとに、認定美容鍼灸師上級マスター・YNSA正規許可施術者・ONP分子栄養学認定資格を保有する男性施術者が、お一人おひとりに丁寧にご対応させていただいております。
足立区入谷・西新井・大師前・北千住・竹ノ塚・舎人・舎人公園・江北・日暮里・草加エリアの30代・40代・50代の女性を中心に、美容鍼・小顔ケア・肩こり・頭痛・食いしばり・自律神経のお悩み・睡眠のご相談を承っております。

