足先は、いつも冷たい。
学生の頃から言われてきました。人に触られると「冷たい」と驚かれる。靴下を重ねても、なかなか温まりません。
それなのに。
顔や上半身は、ほてる。じりじりと熱い感じがある。特に生理の前。寒暖差の大きい日。
「冷え性なのに、どうして熱いんだろう」
おまけに、夕方には足がパンパンになっている。靴下を脱ぐと、跡がくっきり残っている。
こうしたご相談を、当院では秋から冬にかけて多く伺います。
手足は氷のように冷たいのに、顔や上半身は熱く感じる。
この組み合わせは矛盾ではありません。血液を末端まで届ける力と、血管の開け閉めを切り替える力、その両方が関わっています。
Q. 冷えとほてりが、同時に起こるのですか?
起こります。別々の問題ではなく、同じ流れの両端だと考えています。
当院では、次の3つに分けて確認します。
| 冷えとほてりを生む3つの問題 | 身体の中で起きていること |
|---|---|
| 1. 末端まで届く力の問題 | 分子栄養学の考え方では、赤血球の大きさや質が血液の「通りやすさ」に関わるとされます。たんぱく質や鉄、ビタミンB群などが足りないと末端まで届きにくくなり、手前にとどまった血液が「手足は冷たいのに上半身は熱い」状態をつくります。 |
| 2. 切り替えの問題 | 手足の血管の開け閉めは「自律神経」が行っています。気を張る日が続くと切り替えが利きにくくなり、閉まったままの場所と開いたままの場所が同時にできます。寒暖差が大きい時期に崩れやすいのはこのためです。 |
| 3. 材料が入っていかない問題 | 見落とされやすい部分です。「食べているのに足りない」方は、消化・吸収側に原因があることがあります。よく噛まずに飲み込める麺類が多い、朝食を抜くなど、入れた量ではなく「使える量」が問題になります。 |
むくみ・生理前・睡眠とのつながり
Q. 足のむくみも、同じ話ですか?
つながっています。
届きにくい血液は、戻りにくい血液でもあります。夕方に足が重くなる方は多いですが、朝の時点でもう重いという場合は、前日のぶんが残っていると考えられます。
ふくらはぎの筋肉は血液を上に戻すポンプとして働きます。座っている時間が長いとポンプが動きません。足を組む癖がある方は、片側だけ強く出ることもあります。
Q. 生理の前に強くなるのはなぜですか?
女性の体は周期によってホルモンの状態が変わり、体温の感じ方やイライラ、だるさが変わる方がいます。
さらに、ホルモンをつくる材料もたんぱく質です。材料が不足している時期は、周期の影響がそのまま出やすくなると考えられています。
生理前に症状が強くなる方は、「気のせい」でも「我慢が足りない」でもありません。
※なお、日常生活に支障が出るほど強い場合は、婦人科にご相談ください。当院の施術は、それに代わるものではありません。
Q. 疲れているのに、よく眠れない日があります
末端の血管が閉まったままだと、体は休息のほうへ切り替わりにくくなります。
眠るとき、人の体は手足から熱を逃がすために血管が開きます。ところが閉まったままだと、この流れが起こりません。「布団に入っても足が冷たくて眠れない」という方がいるのは、このためだと考えられています。
今日からできること(セルフケア)
- 1. 湯船に浸かる日を増やす:シャワーで済ませる日が多い方は、週に1〜2日でも湯船の日を増やしてみてください。足のむくみと冷えの両方に向き合える、いちばん手軽な方法です。
- 2. よく噛む。そして水分を取る:やわらかいものは噛まずに飲み込めてしまいます。噛む回数を増やすだけで消化の負担は変わります。また、コーヒーやお酒を控えている方ほど水分(1日1.5〜2L目安)が減っていることがあります。
- 3. 貝類を、月に数回でも取り入れる:あさり、しじみ、牡蠣など鉄や亜鉛を含む食材です。赤身の肉や魚も同様です。(※レバーは鉄もビタミンAも多いため、妊娠を希望・妊娠初期の方は頻度にご注意ください)
健康診断で「問題なし」と言われた方へ
ここが、当院でお伝えしたい部分です。
「基準値の範囲内」と「十分に足りている」は、別の話です。
健康診断は、病気の有無を見るための検査です。
一方、分子栄養学の視点では、同じ数値を「材料が足りているか」という角度から読みます。基準の内側でも、低いほうに寄っているのか、高いほうに寄っているのかで、見方が変わります。
当院では、お手元の健康診断や血液検査の結果をお持ちいただくことをおすすめしています。生活の見直しをご提案する際の参考にします。
※ただし、これは診断ではありません。項目が少ない簡易的な健診結果では読み取れないことも多くあります。その場合は、どの項目があると参考になるかをお伝えします。
慧仁治療院で確認すること
- 冷えとほてりが、それぞれどこに出るか
- 生理周期との関係、むくみの出方
- 1日の食事の内容、噛む回数、水分量
- 首・肩・あご周りの緊張、呼吸の深さ、睡眠
そのうえで、鍼灸と整体を組み合わせてお体を整え、巡りと切り替えの両面からサポートします。毎回の状態を記録し、前回からどう変わったかをお伝えします。(※感じ方には個人差があります)
冷えが強い方に向けた施術もありますが、刺激がやや強く感じられることがあります。状態を確認しながらご相談のうえ進めます。
こんな方は一度ご相談ください
- 手足は冷たいのに、顔や上半身がほてる
- 夕方になると足がパンパンになる
- 生理前に、イライラやだるさが強くなる
- 健康診断では問題なしと言われたが、調子が上がらない
| ※医療機関への受診を急ぐべき症状(レッドフラッグ) |
|---|
| 強い動悸や息苦しさがある、急に体重が変わった、発熱が続くといった場合は、まず医療機関を受診してください。 |
よくあるご質問(FAQ)
Q. 血液検査の結果は、どう持っていけばよいですか?
A. 紙でも、写真でも構いません。公式LINEで事前にお送りいただくこともできます。
Q. 冷えはどのくらいで変わりますか?
A. 個人差が大きく、一概にはいえません。体をつくり直す材料から見直すため、数か月単位で見ていただくことが多いです。
Q. 乳製品はやめたほうがよいですか?
A. やめる必要はありません。日本人は乳糖の消化が得意でない方が多いとされています。量とタイミング、そしてよく噛むことのほうが現実的です。
院長より
臨床歴20年、延べ10万1千人のお体に向き合ってきました。
「冷えは体質だから仕方ない」と言われてきた方が多くいらっしゃいます。けれど、材料と切り替えの両方を見ていくと、変わる方がいます。
我慢でも気合いでもなく、順番の問題です。一緒に確認していきましょう。
当院について
慧仁治療院は、東京都足立区入谷にある鍼灸・整体院です。
施術歴20年、延べ10万1千人以上のご相談実績をもとに、認定美容鍼灸師上級マスター・YNSA正規許可施術者・ONP分子栄養学認定資格を保有する男性施術者が、お一人おひとりに丁寧にご対応させていただいております。
足立区入谷・西新井・大師前・北千住・竹ノ塚・舎人・舎人公園・江北・日暮里・草加エリアの30代・40代・50代の女性を中心に、美容鍼・小顔ケア・肩こり・頭痛・食いしばり・自律神経のお悩み・睡眠のご相談を承っております。

